障害を理解することから始めてみる理由

障害を理解することから始めてみる理由

人は誰しも悩みを抱えています。まれに「悩みがない事が悩みかな」という人がいますが、とても羨ましい限りです。

 

みなさんは「目に見えない障がい」という言葉をご存知ですか?

 

普通障がいと聞くと、車いすに乗っている人、奇声を発しながら歩いている人などをよく見かけると思います。

 

障がいには大きく分けて3種類あります。

 

一つ目は、先ほど例に出した「身体障がい」。脳性麻痺や事故などで脳や脊髄、手足の損傷によって著しく生活に支障をきたしている方達を主に言います。

 

二つ目の「知的障がい」。生まれつき脳の一部の働きが上手くいかずに、言葉を発する事が出来ない、また事故などで脳に深刻なダメージを負って生活に著しく支障をきたす方達を言います。

 

この2つの障がいは他の方達から見ると「目に見える障がい」です。

 

では3つ目の障がいは何か。それは「精神障がい」です。一見すると生活に支障をきたしているどころか「えっ、どこが障がいなの?」と疑ってしまうぐらい見た目には障がいを抱えているとはわかりません。

 

最近では日本国民の15人に一人がかかると言われる「うつ病」がよくニュースで取り上げられるようになりました。原因は様々ですが、一番多いのが「ストレス」です。

 

夜寝られない、寝付けない、まら途中で起きてしまう。新聞や本の文字が読めなくなる、相手の話している内容が理解できなく、なんども聞き返してしまう。気分が憂鬱になり、自分で命を絶ちたいという気持にかられる。など、人それぞれ症状の出方が違いますが、みなさん苦しんでいる事には変わりありません。

 

今、日本では障がい者の法定雇用率というものがあり、50人以上の従業員を雇っている企業には、その従業員の中に2.0%障がい者を雇わなければいけないという義務があります。これに従わない場合は罰則がありますが、雇用することで企業に「障がい者雇用納付金」という補助金ができます。

 

法定雇用率の中で、知的障がいと身体障がいには雇用義務がありますが、精神障がいに対しては雇用義務はありません。しかし企業が精神障がい者を雇った場合には知的・身体の障がい者を雇ったとみなされ、補助金の受給資格が得られます。

 

しかし、現状はすぐに体調を崩してしまう精神障がい者よりも知的・身体障がい者を多く雇う傾向があります。

 

でも、仕事をしたくても精神障がいについて無理解などが原因で社会復帰への道が極端に狭き門になっていることは事実存在します。

 

精神障がいには他にも多くの病気があり、それぞれの病気にはつらさや苦しさ、生きづらさがある事を知っていただきたいと思います。みなさんの職場には何らかの障がいを抱えながら精一杯仕事をしている人がいるという事を分かってほしいと思います。